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生き辛い世界からの撤退<4>

長女の高校入学が引き金になって

連想ゲームみたいにいろいろと

浮かんできたことを綴りますー。

 

 

入学式後、ホームルームでの先生のお話に

受験の厳しさを知らないのんきな自分が、今

わたしの知らない世界にいることを感じて

 

「恥じ入るような気持ちになっていました」

 

と、書きました。

 

恥ずかしい、その気持ちには2種類あって

 

ひとつは

 

自分が、のんきな世間知らずであることを

本当の意味で自覚したのが、今、だったという

気づくのが遅すぎた、気恥ずかしさ。

 

もちろんわたしにだって

イッツ ア スモールワールド を出てから

今日にいたるまでの社会経験があります。

 

年を重ねた分だけ

世間は知っちゃあ、いるけど

世渡りはうまくありません。

 

自分の弱さや甘さ、不甲斐なさを

思い知らされることが多かった。

 

自分の生まれつきの気質が

人生に影響していることも

最近知ったのですが

 

コミュニケーションに問題のある

母親のもとで

また、ひとりっ子として

育ったことの影響もあると思います。

 

たとえば、兄弟がいればよくある

おやつやおもちゃの取り合いや競争。

 

取った取られたの経験がないからか

損得勘定や欲も薄く

駆け引きや交渉、策を講じてまで

望む結果を手に入れる執念も希薄

 

なんです、わたし。

だけど、もっと、みんな、必死。

 

わたしは、転職も引っ越しもしたし

アラフォーで産んだこどもを介して

知り合った人もいる。

生まれ育った時代や環境など

バックグラウンドの違う人との

出会いは多かったと思います。

 

いろんな人と出会った

その職場、その集団には

 

生き残るために、勝ち残るために

 

しのぎを削る人

嫉妬して人を陥れる人

怨みで形相が変わった人

利を得ようと躍起になる人

品格のない仕返しをする人

自分の思い通りにするため策略にかける人

保身のために攻撃してくる人

ご機嫌とりをする人

知らんぷりをする人

 

一生懸命な人がいました。

 

そこまでする人の気持ちが

わたしにはわからなかったのですが

 

ずいぶんと長い間

 

必死になれない自分に

利害や損得、勝負に執着できない自分に

一生懸命になれない自分に

 

罪悪感というのか

敗北感というのか

社会からはみだしている感が

ありました。

 

社会からはみだしている

自分は守られてない

ひとりじゃ生きていけない

不安でいっぱい

 

こんな思考回路だったのかな。

 

もう今では

生き辛い世界から撤退し

人との競争や数字での勝負に価値を感じない

自分を受け容れました。

 

自分の生まれ育った時代や環境が

競争社会ではなかったことは

自分では選べないこと。

 

入学式直後は

世間知らずで甘ちゃんの自分に対して

恥ずかしい気持ちだけでしたが

 

自分のバックグラウンドを再確認して

 

生き辛さを抱えながら

ここまで生きてこれた自分に対して

 

よくぞまあ、のほほんとのんきなまま

生き延びてこれた自分に対して

 

褒めたたえる気持ちが湧いてきました。

 

もうこの先、路線変更はないでしょーよ。

 

いよいよ時代は「令和」になりますが

わたしは「わたし」のまま生きていく

覚悟を決めました。

 

連想ゲームをほっといたら

高校入学から老後の覚悟まで

いってしもたやん(笑)。

 

​−10D−50D−

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イヤホンが苦手な理由

わたし、昔からイヤホンが苦手。

 

何が嫌なのか

最近だんだんとわかってきました。

 

怖いんです。

 

大音量の音楽をイヤホンで聞きながら

通行量の多い車道を歩く人がいますが

ぜんぜん平気なのかな?

 

イヤホンをしていると

周囲の音が入って来なくなる

あの状態が、怖い。

自分の身を守るために

いろんな情報を聴覚で集めてるのかな。

 

周りの気配を感じとれないような状態に

我が身を置けません。

 

なので、イヤホンを使う時は

片耳だけ入れてます。

 

同じような人いるかな?

 

​−53−

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自分の限界ラインはどこにある

次女のダンスの発表会がGWにあります。


今年になって

新しい教室に移ったので

初めての発表会。


ちょっとドキドキ。


え?! まさか踊るの、自分?


ちがうよー(笑)。


実は、昨年12月に

前のダンス教室の発表会を観に行き

エライ目にあったのです。


ストリート系のダンスなのですが

真っ暗な会場に入ると、人だかりができてて

酷い音質の大音量の音楽が

スピーカーから爆裂してました。


聴覚過敏のわたしには

耐えがたい空間だったのですが

一旦席を立つと座る席がなくなると思い

次女の出番まではと、我慢を重ねた結果

わたしの耳はおかしくなってしまいました。


鼓膜が、脳が

小刻みに震え続けている感じ。

頭ん中が揺れているような感じがしました。


発表会の後は、電話の声が

よく聞きとれなくなり焦りました。


無意識に、しばらくの間

耳たぶをもんだり、耳を回したり

マッサージして。


マッサージの効果のほどはわかりませんが

1カ月くらいたってマシになり

今はやっと元に戻りました。


我慢のしどころ、頑張りどころを

間違ったなと反省。


無理はいけませんね。


自分の心身の健康を守るために

自分の限界ラインがどこにあるのかは

知っておかねば。

 

​−53−

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イッツ ア スモールワールド<3>

なーんか、つらつらと書いてたら

ナラティブセラピーみたいになりました(^^;)。

よろしければおつき合いください。

 

 

わたしの生きてきた世界をふり返ると

 

自分の生まれた時代や環境に守られて

生まれ育った地元で、顔見知りの中で

イッツ ア スモールワールドで

 

ぬくぬくと生きてきたんだなあ、と。

 

高校受験の厳しさを知らず

また、環境が大きく変化しない

のほほんとした高校生活は

部活に明け暮れて、勉強は

定期テストの時だけ。

 

高校3年生の進路選択では

 

母子家庭の我が家の経済事情を

おもんばかってくれた担任の先生が

働きながら学べる寮のある学校を

勧めてくれたけど・・・

 

高卒で働くなんてわたしには無理。

社会に出ていくのは不安でしかない。

 

地元の4年制大学も受けたけど

あんな勉強の仕方じゃあ

受かるはずないのが今ならわかる。

 

結局、自宅通学できる

社会福祉学科のある短大に進学。

 

この短大は、推薦入試だったっけか

受験科目が現国だけで

「こりゃーちょうどいいー」

とばかりに勉強したのは漢字だけ。

 

おまけに、わたしの高校から

進学したのも、わたしだけ。

 

入学すると、初っ端の友達作りや

その後の人間関係で悩みました。

 

また、短大進学の大きな目的は

保母(当時の名称)資格取得なのに

ピアノの授業や練習が、駄目で嫌で。

他の科目も、テストが負担で辛くて。

 

ただもう資格取得のために

何とか単位を取って

どうにか卒業できればいいや

そう思ってました。

 

そして、あっという間に

短大卒業後の就職を考える時期。

 

わたしは、保育実習先の保育園から

就職のお誘いをいただいたのですが

ピアノの練習がついて回ることが

どーしてもどーしても、ネックで

苦手なことにしか気持ちが向けられず

お断りしました。

 

人生のハードル、回避。

 

次に、たしか学校推薦の

地元の障害者施設の採用試験を

受けたのですが、わたしってば

採用通知をもらいながら断ったんです。

 

人生のハードル、踏み倒して回避。

なんでかっていうと

 

そこは、知的障害者の入所施設で

男性寮と女性寮があり、夜勤がありました。

ここまでは承知していました、が

 

面接後の施設見学の時に

夜勤は職員1人・・・と聞いたんです。

わたし、心の中で

 

ええー!!こっわー!!

夜中に職員1人で見回りするん?

女性寮も?男性寮も?!

急病とか災害とか、何かあったらどうすんの?

そんなん、無理っ!

 

て思いました。

 

一応、葛藤した記憶あるけど

無理なときの逃げ方、すごいわ。

就職課の先生、ごめんなさいっ。

 

そんなこともありながら

地元の通所型の障害者施設に

就職が決まりましたが

短大卒業も間近になると

社会人になることが不安で

怖かったです。

 

就職を控えた同級生たちも

同じように不安を感じていたのでしょうか。

自分だけが強い不安を感じているように

思ってました。

 

中高と(短大も)同じ部活を続け

とくに高校で厳しい練習に耐え抜いたことが

しいて言えば、自分の自信でした。

 

だけど

 

そんな自信は

スモールワールドから世間に出ていく

自分を支えるには不十分でした。

 

​−18−20

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わたしの生きてきた世界<2>

わたしの高校受験のときの話です。

 

小中高と公立の学校に通っていて、普通に

中学校から受験して公立高校に進学しました。

 

ですが

 

世間一般的な高校受験を経験していません。

 

一般的な高校受験に対するわたしのイメージは

 

内申点、偏差値を意識する

志望校選びの情報を収集する

滑り止めの私立高校を決める

行きたい高校に合格するため必死で勉強する

合格して達成感を、不合格で挫折を味わう

 

といったところでしょうか。

 

さて

 

わたしが高校受験を迎えた時代と地域は

住んでいる市の公立高校を受験する制度でした。

生徒の多くは、地元の公立高校に進学します。

市外の私立高校に行く生徒は、ごく少数でした。

公立高校は、小中学校からの同級生がたくさんいて

中学校の延長で、付き合う友達もそう変わりません。

 

しかも

 

市内には公立高校が2校しかなくて、受験校を

個々人の学力に合わせて選ぶとか、なかったです。

学力レベルや学校としての特色がない2校に

市内全域の公立中学校から生徒が集まるのです。

 

すると

 

多くの生徒に、いろんな意味で負担が少なく

地元で、公立で、進学できる利点がありますが

入学してくる生徒に、まとまりがなく

国公立大学を目指す生徒から

タバコを吸って退学していく生徒まで

学力や学習態度にも、幅があります。

学校の授業も指導ものんびりしてました。

 

親として長女の高校受験を見守りながら

自分の高校受験を思いだしながら

 

わたしが気づいたのは

 

受験に関して、役に立つ経験や

アドバイスできることなど

 

わたしには何もないということ。

 

自動的に公立高校を進路選択して

振るいにかけられることもなく

厳しい競争にさらされることもなく

何の葛藤もないままに

大した勉強もしないままに

受験して高校入学を迎えました。

 

長女の高校の入学式に聞いた

 

努力を重ねた末に

目指した目標を達成した

生徒の頑張りに対して

 

労い、讃える、先生の言葉に

 

わたしの知らない世界の存在を感じ

受験の厳しさを知らない自分を

恥じ入るような気持ちになっていました。

 

そして

 

わたしの生きてきた世界をふり返りながら

 

なんて小さな世界で生きてきたんだろうか、と。

自分の生まれ育った場所や時代の背景さえ

よくよく知らないまま、よくよく考えないまま

守られた世界で大人になってしまったのか、と。

そのことに本当に気づいたのが

自分の娘の入学式ですから

その、おめでたさったら、ないわー(-_-;)。

 

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