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わたしの生きてきた世界<2>

わたしの高校受験のときの話です。

 

小中高と公立の学校に通っていて、普通に

中学校から受験して公立高校に進学しました。

 

ですが

 

世間一般的な高校受験を経験していません。

 

一般的な高校受験に対するわたしのイメージは

 

内申点、偏差値を意識する

志望校選びの情報を収集する

滑り止めの私立高校を決める

行きたい高校に合格するため必死で勉強する

合格して達成感を、不合格で挫折を味わう

 

といったところでしょうか。

 

さて

 

わたしが高校受験を迎えた時代と地域は

住んでいる市の公立高校を受験する制度でした。

生徒の多くは、地元の公立高校に進学します。

市外の私立高校に行く生徒は、ごく少数でした。

公立高校は、小中学校からの同級生がたくさんいて

中学校の延長で、付き合う友達もそう変わりません。

 

しかも

 

市内には公立高校が2校しかなくて、受験校を

個々人の学力に合わせて選ぶとか、なかったです。

学力レベルや学校としての特色がない2校に

市内全域の公立中学校から生徒が集まるのです。

 

すると

 

多くの生徒に、いろんな意味で負担が少なく

地元で、公立で、進学できる利点がありますが

入学してくる生徒に、まとまりがなく

国公立大学を目指す生徒から

タバコを吸って退学していく生徒まで

学力や学習態度にも、幅があります。

学校の授業も指導ものんびりしてました。

 

親として長女の高校受験を見守りながら

自分の高校受験を思いだしながら

 

わたしが気づいたのは

 

受験に関して、役に立つ経験や

アドバイスできることなど

 

わたしには何もないということ。

 

自動的に公立高校を進路選択して

振るいにかけられることもなく

厳しい競争にさらされることもなく

何の葛藤もないままに

大した勉強もしないままに

受験して高校入学を迎えました。

 

長女の高校の入学式に聞いた

 

努力を重ねた末に

目指した目標を達成した

生徒の頑張りに対して

 

労い、讃える、先生の言葉に

 

わたしの知らない世界の存在を感じ

受験の厳しさを知らない自分を

恥じ入るような気持ちになっていました。

 

そして

 

わたしの生きてきた世界をふり返りながら

 

なんて小さな世界で生きてきたんだろうか、と。

自分の生まれ育った場所や時代の背景さえ

よくよく知らないまま、よくよく考えないまま

守られた世界で大人になってしまったのか、と。

そのことに本当に気づいたのが

自分の娘の入学式ですから

その、おめでたさったら、ないわー(-_-;)。

 

​−15−53−

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